
築地女将さん会にガッツポーズを送る蓮舫候補。=30日、銀座 撮影:田中龍作=
「豊洲は活かす、築地は守る」。小池百合子氏のウソを象徴するワンフレーズだ。最大の犠牲者である築地女将さん会は、小池氏の初当選から8年経った今も怒りを抑えきれない。
2017年の神田明神(※)にハッピ姿で現れた小池知事は、築地女将さん会の山口タイ代表の目の前で、指でOKマークを作って自らの胸を叩き「大丈夫よ、守るからね」と豪語したというのである。

神様の前で大ウソをついた小池知事。=写真:築地女将さん会・山口タイ代表提供=
真っ赤なウソだった。小池知事が「守る」と言った築地は今、見るも無残な更地となっている。ドーム球場や商業ビル、ホテルなどが建つ予定だ。事業者は三井不動産、読売グループ、朝日新聞などである。
我が子も同然の魚河岸を粉々に破壊された女将さん会は、「仇討ち」を蓮舫候補に託す。
きょう30日、銀座街宣に駆け付けることも「仇討ちをしてほしい」ことも、昨日のうちから蓮舫候補に伝えていた。

築地女将さん会集結。=30日、銀座 撮影:田中龍作=
蓮舫候補は演台の上から女将さん会を見つけるとガッツポーズを送った。
人の気持ちを汲み取りそれに応える挑戦者と人を謀(たばか)り続けてきた現職。
今回の都知事選は人間性が真っ向から問われる選挙となっている。

女将さん会の山口タイ代表と蓮舫候補は固い握手をした。=30日、銀座 撮影:田中龍作=
~終わり~
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